夕日レストラン インタビュー

夕日レストラン インタビュー

夕日レストランとは

港区築港にあるダイヤモンドポイントで、沈みゆく夕陽を見ながらそれぞれ持ち寄ったディナーを食べるイベント。フランスのディネ・アン・ブラン(※)をヒントに、ドレスコードは全身白色で、年に2回7月と10月にだけ行われるピクニックスタイルの白い夜会です。

夕日レストランの主催者であるお二人に、インタビューして来ました!

左)徳山さん、右)西浦さん

インタビュア(以下イ):お二人の出会いは?

徳山:築港は職場だったんですが、色々な人と知り合うようになって、引っ越してきました。

西浦:私は生まれは築港で一時別の場所に住んでいて、築港に戻ってきてから港秋祭り(天保山祭りの前身)に携わるようになって、そんなタイミングで知り合いました。

:そんなお二人がどういった経緯で夕陽レストランを開催する事になったのですか?

西浦:きっかけは徳山さん。

徳山:ディネ・アン・ブランをネットで見て。いつかこんなん築港でもやりたい!ってずっと言っていたんです。

西浦:ダイヤモンドポイントは大阪の中でも本当に夕陽の絶景な場所やから、そういうのをもっと売り出したいと思っていたんです。そんな時に、徳山さんから話を聞いて、じゃあやってみよっかって。

イ:最初からお客様を集めての開催だったんですか?

西浦:やりたかったけど、フランスと築港じゃあまりにも落差があるから、自分らで一回やってみてから考えようってなったんです。最初の方はテーブルも無く、バスローブで参加する人とかもおって(笑)ただ白い服で集まって、地面に座ってただけでした。思っていたのとなんか違うな…って感じでした。

徳山:2016年には一般のお客様入れてたよね。

西浦:机椅子は築港会館で借りて、ボランティアの10人ほどの人数で運んで並べて準備をしてました。それがめちゃくちゃ重くって!でもその時は60人くらい人が集まって、思ったよりもすぐに予約が埋まって嬉しかった。大変やったけど準備も含めて楽しかったです。

:これまで開催してきて、記憶に残ってる思い出とかありますか?

西浦:公共の場所なので、夕陽レストラン中も釣りをしている方たちも全然いてはって。あといつか忘れたけど、ポケ●ンGoの集団が押し寄せてきた事もあったよね!200人ほどの人たちが私たちの間を横断して、もうほんとコントみたいに集団がどたどた~ときて。このカオスな感じが築港よね。

徳山:決して綺麗なだけのイベントじゃない。それが築港。中央突堤が整備されていないし、そもそもこの辺は港湾地域。ほんで釣り人がいる状況で。お洒落な夕陽レストランの状況にカオスな感じが本当に築港らしいよね。

手前の白い服が当時参加した皆様で、奥の人影は皆ゲームをしに来た方々だそう。

:そんな築港のいいところは?

西浦:色んな文化が入り混じった空間が築港の良さよね。自分の居場所を自分で作れる。お気に入りの景色とか。自分だけの場所とか。それで、新しい人が来たってじろじろ見たり、よそ者扱いしたり、なんてことはないし、そこに居させてくれる。住んでみると意外と面白い街なんよ。決してお洒落な街では無いけど、みんなそれぞれに好きなものや場所があって、それを包み込んでくれる場所。

イ:今後の夕陽レストランの展望は?

徳山:夕陽レストランにはこっちでテーブル椅子を用意する相席タイプのA席と、机から何から自由に用意していただくS席があって。回を重ねるごとに、S席希望のお客様が増えてきてて。そういう方がもっと増えてほしいです。

西浦:いつかは運営側が席を用意する必要がなくなって、私たちも一緒に参加者になれたら最高やね。

web:https://chikkosunset.wixsite.com/sunset-restaurant

facebook:https://www.facebook.com/osakako.sunset.restaurant/